水星の魔女 スレミオ・タロットとは、ひとりで宇宙(Space)に踏み出した誰でもない「愚者」スレッタ・マーキュリーが、長い旅を経てパートナーのミオリネ・レンブランと共に「宇宙(Universe)」を創造するというコンセプトに基づく(まだ)架空のデッキです。
2022年11月に機動戦士ガンダム 水星の魔女に出会ってからその世界観に狂ったわたくし、めめんとが勝手にあれこれ主張しているだけのものです。
タロット・ヲタクなので、カードの象意に関しては多少知識があるものの、絵が描けないため、実際に作製できるかははなはだ疑問です。スミマセン。
2023年3月19日現在、水星の魔女の第1シーズンが終了し、4月9日の第2シーズンを待っている状態です。
第2シーズンが始まり、進むにつれ、各キャラクターの印象も変わっていく可能性大なので、その都度更新すると思いますのでご了承ください。
大アルカナのはじめとおわり
0から始まり、21で終わる大アルカナに関しては、すでに述べた通り、最初と最後のカードだけは決まっています。
「0 愚者」が宇宙に踏み出すまだ何者でもないスレッタ・マーキュリーであり、「21 宇宙」がスレッタ・マーキュリーとミオリネ・レンブランの「百合太極図」になります。
「愚者」としてのスレッタ・マーキュリー

「愚者」のカードは、もともと大アルカナには属さない、トランプにおけるジョーカーのようなものでした。

1909年に、アーサー・エドワード・ウェイトとパメラ・コールマン・スミスによって創造された「ライダー・ウエイト=スミス版」タロット・デッキで「愚者」にゼロが割り当てられます。
それによって愚者は0として大アルカナの「1魔術師」の前に置かれるようになりました。
0 愚者の絵柄
第1シーズン 第1話でアスティカシア高等専門学園に到着する前、まだ「花婿」ではなく、「学生」ですらないスレッタ・マーキュリー。

0 愚者の意味
物語の始まり、まだ何が起こるのかはわからない、冒険、自由、純真さ、可能性(方向づけられていないエネルギー)
「宇宙」としてのスレッタとミオリネ

愚者の旅
タロットの大アルカナ22枚は、0愚者に始まり、1魔術師、2女教皇、3女帝、4皇帝、5教皇、6恋人、7戦車、8(11)力、9隠者、10運命の輪、11(8)正義、12吊るされた男、13死神、14節制、15悪魔、16塔、17星、18月、19太陽、20審判、21世界(宇宙)と続きます。
タロットとは、そもそも番号が振られていなかった「愚者」が、1から21までのカードを旅していく物語である、という考え方があります。
そして脚本の大河内氏の「水星の魔女はスレッタとミオリネの物語だと思ってます」という発言にあるように、スレミオ・タロットは、何者でもなかったスレッタが、ミオリネに出会い、アスティカシア高等専門学園でさまざまな経験を積んで成長していく姿を描きます。
百合太極図
大アルカナ最後のカード「21世界」は、トート・タロット等デッキによっては「宇宙」と呼ばれますし、スレミオ・タロットの舞台となる世界観に合わせて「宇宙」としました。
21 宇宙の絵柄
「21 宇宙」のカードは、大宇宙の真ん中に浮かぶスレッタとミオリネの百合太極図。四隅に牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座のサインが描かれます。
21 宇宙の意味
統合、物事の完成、必然的な結末を迎える、達成したことの満足感
参考資料
カードの絵柄・象意は主に以下の参考書籍から取りました。
- 完全版 タロット辞典 アンソニー・ルイス著
- The Urban Tarot ロビン・スコット著
- 新釈 マルセイユ・タロット詳解 浜田優子著
- 直感のタロット マンガラ・ビルソン著
- タロットの歴史 井上教子著